ディペンドバイスシステム ®

マシニングセンターを高効率、無人化、治具レスに


イズミのディペンドバイスシステム ® 

ディペンドバイスとは

(財)日本発明振興協会 1990年
第16回発明功労賞受賞
登録第1780552号

Principle

  • MブロックでW1及びW2端部の位置決めを行います。W1、W2の間にあるディペンドバイスのL口金(a)(b)を、クサビ状をしたV金具が両側に押し広げながらW1、W2同時に締め付けていきます。
  • V型金具を締め付ける力がL口金(a)(b)の斜面にかかると、ワークを固定するための水平の分力と浮き上がりを防ぐ垂直の分力が生じます。この為V金具を締め付けるだけで、浮き上がりの無い充分な締め付けトルク(クサビの倍力作用により六角レンチによる締め付けのみで20KNの締め付けトルク(50mmタイプ))を容易に得ることができます。
  • 締め付け後はL口金(a)(b)互いの反力が一体となりV金具にかかるため、L口金が肉薄にもかかわらず強度と耐久力を充分に維持する事ができます。

3大特長

パワフルで高精度なワーク加工をサポートするディペンドバイス

汎用性

あらゆるワークサイズに対応できます

高信頼性、高精度

抜群の剛性と操作性に優れた高精度バイス

IZUMIのディペンドバイスは一切の油圧源及び動力を必要としないシンプルな構造の為、操作が簡単でトラブルも無くメンテナンスも容易です。
V金具のキャッブボルト1本を締め付けるだけで20KN(50mmタイプ)の締め付けトルクを得ながら、ワーク2個を同時に締め付ける事ができます。
また本体は削り出し一体構造の為、高い剛性を確保しています。

高生産性

効率のよいスペース活用に貢献します

ディペンドバイスを使用することにより、ワークレイアウトのバリエーションが広がりマシニングセンターの限られた加工エリアを最大限に活かせます。
さらにNC制御と組み合わせれば高精度な長時間加工が可能です。横形マシニングセンターの場合、ワークの取り付けを正面から行える為、敏速な取り付け作業ができます。
またC4Vシリーズではワークを立体的に取り付ける為、マシニングセンターの有効加工面積を広げながら省スペースを実現しています。
↑   立形MCでのワーク8個24面加工例

↓   口金の組み合わせを変える事により多彩なクランプ形態が可能

販売基本セット

S仕様 ワーク2個掴みが可能な部品を含むタイプ
F仕様 ワーク4個掴みが可能な部品を含むタイプ
特別仕様 お客様からの指定の組み合わせも可能です。
詳しくはお問い合わせ下さい

※販売基本セットのS仕様、F仕様の口金、ブロックは標準タイプがセットになっておりSH、ST口金はオプションでの販売になります。
 SH、ST口金でのセット販売をご希望の場合は、当社営業担当までご相談下さい。

PSSシリーズ



PSS-C4Vシリーズ



必要部品点数

PSSシリーズ

部品名称 S仕様(2個掴み) F仕様(4個掴み)
本体
Mブロック
Cブロック
L口金
※V金具A1
※V金具A2

C4Vシリーズ

部品名称 S仕様(2個掴み) F仕様(4個掴み)
本体
Mブロック
Cブロック
L口金 16
※V金具A1
※V金具A2
丸フランジ

※S仕様やF仕様などの販売基本セットの場合、V金具A1、A2の両方がセットになっていますので、使用する場合はA1、A2どちらかをお使い下さい。
 形状の違いについては製品情報またはカタログをご覧下さい。

PSSシリーズ 口幅 30/50/72mm C4Vシリーズ 口幅 30/50/72mm
標準パーツリスト 30/50/72mm用 オプションパーツ 30/50/72mm用
ディペンドバイス使用、応用例 Q&A